こんにちぱん~!ふわほわポップなイラストレーターこね田ぱん(@ppppin55)です!
イラスト上達に欠かせない練習、何をしていますか?
模写、スケッチ、トレス…などなど、いろいろ方法はありますよね。
ネット上の情報を頼りにいろいろ試した記憶が…
なかなか長続きしなくて迷走していた時期もあったね
今回は、迷走しまくった結果、現在は落ち着いて継続している練習方法をご紹介します!
現在のものは理由も明確で、自分に合っていると思っています。
ただ必ずしも全員に合うとは限らないので、こういう人もいるんだな程度に見てみてみてください!
継続している練習法3選
こね田が現在している練習は主に3つ!
(ほぼ)毎日時間を決めてやっています。
どれも今の自分に足りないものを教えてくれていると実感があります。
高頻度で気づきがあるのも継続している理由です。
ジェスチャードローイング
いわゆるクロッキーなのですが、一般的なクロッキーとは少し異なるとこね田は考えています。
ジェスチャードローイングは、”ポーズを見て感じた印象を描く”を主軸にしているもので、結構大げさに動きを描きます。
思ったよりも大げさに描かないと見た人に伝わらないんですよね…
柔らかいところは曲線しっかり!かっちりしているところはシュッと直線っぽく!
どちらかというとディズニーみたいな作画の感じだと思っています。
今までしていたスケッチは、どちらかというと
・描くきっかけづくり
・形を何となく覚える
をメインにしてやっていました。
で、その時何を見ていたかというと「人の形の輪郭」です。
ポーズをしている人の形を正確に描かなきゃ!と思いながら描いており、あとから見返すとただ、輪郭を追っていたなと思うこともしばしば。
こね田は常々柔らかな線、曲線美を追求したい、イラストなんだからもっと自由におもいっきり描きたいという思いがあったのでジェスチャードローイングをしています。
参考にしている本はこちら。
ステップごとに練習方法が書かれています。
棒人間からスタートするので、初心者でも気負いなく真似ができわかりやすいです。
なにより「丁寧に描かなくていい!動きを感じるんだー!」と書いてあり、きれいに描かなきゃ…と思いがちのこね田には救いの言葉が書いてありました。
特典で動画が付いているので、筆者の描き方をたくさんみることができます。
自己流だったクロッキーと比べると、雑にはなったものの体の動きや柔らかさなど表現できていると思います。
ジェスチャードローイングは、正直なところ始めてまだ一か月たっていません。
ただ、描きやすさ・吸収している感があるので今後もつづけていきます!
白黒スケッチ
こね田は色塗り、パースが苦手、遅筆の3コンボ。
色塗りに関してはぼや~としてしまうことが多く、長年の課題です。
絵がぼやけてしまう理由に、コントラストの差が小さいということがあります。
小さいから大きくすれば解決!とはならず、大きすぎるのも違和感しか出てこないので実際はどうなっているんだ…ということを知るために画像の彩度を白黒にしてそれを丸ごとスケッチしています。
①白、グレー、少し濃いグレー、黒の4色を用意。
この色のみでスケッチします。
②参考元をキャンバスの横に置いて、描写していく。
モチーフは自分で撮った写真、ネットから拾った画像なんでもOKです。
パースも併せて練習したい人は絶対条件として、2点以上画面に配置してあること。
こね田は小物、食べ物、建物でカテゴリを分け日替わりでスケッチしています。
人物はこの時点ではスケッチしていません。動物はしていました。
理由としては、人物はよく描くけどそのほかのものは描いた経験がないため、影の落ち方を知らないからそのインプットをしたかったからです。
始めたばかりのころと比べると、影の入れ方、色の使い方などわかってきました。
とりあえず始めたばかりのものは薄すぎてべたっとしてるね…
これでも初めてにしては描けたなーって思っていたんだよ~比べるとすごいね💦
また、いろいろなペンで描いてみることで、試し描きもできます。
DLしたまま放置!などのペンで描いてみることもおすすめ!
意外な発見ができます。
影スケッチをするようになって以下のような気付きがありました。
・黒は物同士が接地ているところに多用(例外あり)
・物が被さっていたり、光の当たり具合が強くない限り、コントラストの差は激しくない
・金属、プラスチックなど素材によって影の表現が大きく異なる
スケッチのやり方の手順にも気づいたり、最近では書き込みの差をつけた方が30分でもクオリティは出せるとわかりました。
フィルムスタディー
構図ってめちゃくちゃ悩みませんか?
日々、アニメやイラストを見ているはずなのに、いざ描こうとするとまったくアイデアが浮かばない…。
どうやったら伝わる絵になるんだろうと悩む毎日でした。
そんな時に出会ったのがフィルムスタディー。
映像作品の一コマを簡単にスケッチする勉強法です。
こね田のスケッチはこんな感じ。
目的は構図の引き出しを増やすためなので、雑なのはご愛敬…。
これをやっていくと、ただ目で見ているだけより、なぜこの構図なのか、何が伝えたいのか、何でこれが配置されているのかがわかってきます。
こちらも初めて1カ月ほど。
すればするほど、足りないピースが埋まっている気がしています。
続けていって、自分のイラストに反映できるようにしたいです。
ミディアムショット、フルショットなど名称を検索してもらったらどういう意図が含まれているショット(構図)なのか解説しているサイトがあるので、ぜひ調べてみてください!
①枠を描く
②三分割の線を描く(サイズ感や距離感の指標になります)
③参考元を枠に合わせて描く(だいたいでOK)
④どこが印象的か、気づいた点をメモ
スケッチする映像は好きなものでOK!(映画、ドラマ、アニメ、MVがおすすめです。)
いちいち一時停止するのは面倒!という方はこちら。
天下のジブリさんが静止画像を提供してくれています!
これ、とっってもありがたい…。
常識の範囲内ということで、練習に使用させていただいています。
やめた練習法
クロッキー
ジェスチャードローイングの方で説明したように、やめたというか変更したことになりますね。
クロッキー自体はとてもよく、何となく形を覚えることもできるし、絵を描き始めるきっかけ作りになるお手軽な練習法です。
ただ、柔らかでのびのびした絵を描きたいとなるとまた異なるかなと思い、現在はやっていません。
美術解剖学の模写
第一声、楽しくない~~~~~が大きかったです。
模写をしていた当初は、こね田の周りで流行っていたから自分もやってみるかという、目的が不明瞭でやっていたことが合わなかった理由だと思います。
そして、こちらの練習は絵柄にもよる!が個人的結論です。
デフォルメをきかせまくっている絵柄なら解剖学の模写をしても、好みの絵にはならないし
リアルな絵柄なら、リアルさを表現するための知識としては必要だと思います。
今の自分がするとしたら、一度自分の知識で描いてみる→おかしいところ、わからないところを解剖学の本で調べる→描きなおすとした方が効率は良いかなと思います。
こね田がもっていた本はこちら。
すかるぷあー
この本に載っている筋肉や骨格を模写していました。
その他こちらも有名どころソッカの美術解剖学ノート
スカルプターを選んだ理由は、kindle版があったらから。
こういった参考書は厚みがある分、持ち運びが面倒・場所を取るといった不便さを解消する目的です。
模写はやめたけど、構造から理解したいときなど持っているとおすすめです!
カラースケッチ
こちらは”まだ早かった”が大きいです。
カラースケッチ自体はよいアウトプットで色味や影の練習になると思っています。
ただ、初心者にはハードルが高いと思いました。
カラースケッチだと影、物体の形を観察するのも大変なのに、当たり前で色がついてきます。
この色味を合わせるのも難しいし、複雑に絡み合っている色味をスポイトでとったとしても再現するのも難しい…
だんだん、ただ時間に追われ、されるがままにやっていると感じだしました。
ハードルが高いと判断し、主に苦手な影練習に注力することにして、カラースケッチはやめました。
パース練習
こちらは単純に、パース線を引いて人を置いてく練習法。
これは自分で考えてやってみたのですが、いかんせん楽しくない…。
合っているかもよくわからず、もともとパースが苦手なのも相まって、すぐ続かなくなりました。
まとめ
いろいろ描きましたが、まとめるとこんな感じ
・得たい成果を決める
・ダラダラやらずに時間を測ってする
・練習した後、振り返りをして次回の練習に活かす
練習に関しても自然とPDCAサイクルを回すことができ、自分の改善する部分が見えると思います!
今後の課題
こね田のイラストでこの練習が生かされているものは、現時点(2022年5月時点)でジェスチャードローイング、影スケッチで得た知見のみだと思っています。
フィルムスタディーで知った構図を生かす絵をまだ描けていないので、挑戦する姿勢をもっと出さないと目標としている絵は描けないと思いました。
いかんせん、遅筆なのをどうにかしたいです…。
練習を生かせるように数をこなさないといけないなと思います。
今回は以上です!
では楽しいお絵描きライフを!